egg week イベントレポート前編|阿部詩さん登壇記者発表会

2021.11.03

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10月28日〜11月4日は自分の“カラダの今”を知り、学びを深める一週間『egg week』7日目の本日は特別企画として、W society egg weekのイベントレポート(前編)を公開します✨

W societyアンバサダー阿部詩さん
「ひとりの女性/アスリート」として“カラダへの向き合い方”についてトーク

W societyが開催する自分自身のカラダを知るきっかけづくりを啓発し、女性と社会に“気づき”を与えるキャンペーン「egg week」。開催期間は10月28日~11月4日で残すところあと2日に!

egg week初日10月28日にW societyアンバサダーを務める柔道家・阿部詩さんを招き、プロジェクト記者発表会を行いました。

会場AOYAMA GRAND HALLでの様子をレポートとしてお伝えします!

はじめにW society実行委員会事務局長の谷村江美が登壇し、プロジェクト立ち上げの背景を説明。「女性こそ、カラダを始めとした自分自身の“今”を知ることが大切なのではないか」という自身の経験から、「“女性が自分自身のカラダについて興味を持つきっかけ” をどう創っていくか」という課題を社会全体で解決していくために、プロジェクトの発足を決意。経団連をはじめ、多くの参画企業の共感を得て、企業横断・産官学連携の社会参画型プロジェクトを設立するに至った経緯などを話しました。

また、プロジェクトのメディカルパートナーを務める杉山産婦人科理事長杉山力一(すぎやまりきかず)先生からは、本プロジェクトのキャンペーンのひとつ「egg week(エッグウィーク)」でフォーカスする「AMH検査※」について説明。女性のヘルスケア、不妊治療にまつわる現状についても触れたうえで、産婦人科医として「AMH検査は、現状を知るための血液検査です。あくまでカラダを知るためのひとつの指標ではありますが、自分を知るために、若いうちに一度はやっておくとよいのではないかと思います。ぜひ将来のライフプランの設計に役立ててほしいです」と話しました。

その後、ステージにはアンバサダーを務める柔道家・阿部詩さんが登壇。

アンバサダー就任の感想を聞かれた阿部さんは「柔道という競技生活を通じて、アスリートとして日々カラダと向き合ってきました。これからはアスリートという肩書だけではなく、一人の女性として検査や勉強をしていきたいと思い、今回アンバサダーを引き受けさせていただきました」とコメントしました。また、これまで競技生活を送る上で、どのように自身の“カラダ”への向き合ってきたかを聞かれると、「自分の弱い部分、強い部分を知り、さらに今の自分を知ることがとても重要だと思っています。私自身、繊細な方だと感じています。今日は絶好調です(笑) 」と笑顔を見せました。また、今後のライフプランについては「ひとつの夢として、いつかは幸せな家庭を築きたいです。オリンピックで優勝ができたのも、母や周りの支えがあったからこそだと思っています」と明かしました。

産婦人科医の杉山先生を交えたトークセッションでは、阿部さんが「AMH検査」を実際に受診したときの映像を公開。当時の感想を聞かれた阿部さんは「検査と聞いて最初は緊張していましたが、本当に短くて、あっという間に終わりました」と、検査の感想を述べました。一方で、「AMH検査」の認知度がまだまだ低い現状については、「これからも選手を続けていく上で、また女性として年齢を重ねていく上で、知ること、学ぶことは続けていきたいと思います。そして1人でも多くの女性が、自分自身のカラダの”今”を知ることができればいいなと思います!」と力強くコメントしました。

SPECIAL COMMENT

《参画企業代表》ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 広報部門 部門長 小野綾様

弊社では、子宮頸がん検査の情報発信や、婦人科のかかりつけ医をもつことの推奨といった啓発活動を行っています。しかし一企業として出来ることには限りがあり、なかなか情報が広がりにくいという課題がありました。
このW societyでは、多面的な活動ができるのではないかと期待しています。より多くの女性が、検査の重要性を理解して、実際に行動に移す、そして適切なタイミングに適切な検査を受けていただけるように促していきたいと思っています。

また、このプロジェクトは、一個人の健康や幸せに留まらず、“女性が自分の人生にしっかり向きあって能動的にデザインしていく社会”を作ろうと掲げています。性別を問わず、すべての人が生き生きと自分らしい人生を歩むことにつながると信じています。

女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 野田聖子様

女性の身体は、年代によって異なり、個人差もあることから、それぞれが抱える悩みや不安も様々です。女性が、正確な情報に基づき、自らの意思で、自らの身体のことを決定できることは、女性活躍・男女共同参画の大前提であり、極めて重要なことです。

女性の人生は十人十色。今回のプロジェクトが、女性が自らの身体に関心を持つきっかけとなるとともに、希望に応じた生き方を選び、力を発揮できるような社会づくりに向けた一助となることを期待しています。

つづきはイベントレポート(後編)にて.。o○


※AMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)とは…卵巣の予備能(卵巣の中に残っている卵胞の数の目安)を反映する血液検査。自身のカラダの現状を知ることで、ライフプランの設計に役立てられることが期待されています。

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